朝、カーテンを開ける。
夜、閉める。
一つひとつは小さな動作ですが、毎日続くと、少しだけ負担に感じる瞬間があります。
今回扱う+Styleのスマートカーテンと、SwitchBot Curtain 3は、そうした日常の動きを自動化したい人が、購入直前で並べて迷いやすい2つです。
どちらも工事不要で、今使っているカーテンに後付けできます。
ただ、細かく見ていくと、電源の考え方や拡張の仕方、静かさへの向き合い方などに違いがあります。
この記事では、どちらが優れているかを決めるのではなく、生活の条件によって、どこで評価が分かれやすいかを整理していきます。
今すぐ決めなくても大丈夫です。
自分の部屋や生活リズムに照らしながら、判断材料として読んでもらえればと思います。
そもそもこの2つは、なぜ比較されやすいのか
この2製品は、どちらも「今あるカーテンを、自動で開け閉めしたい」という目的に対して、比較的ハードルが低い選択肢です。
- 壁に穴を開けない
- 大掛かりな配線がいらない
- スマホ操作やタイマー設定ができる
ここまではかなり近い立ち位置です。
ただし、どうやって動かし、どう広げていくかの思想は少し違います。
その違いを一度、情報として横に並べてみます。
まずは全体像を把握するための比較表
| 判断軸 | +Style スマートカーテン PS-CUR-B01 | SwitchBot Curtain 3 |
|---|---|---|
| 電源方式 | 単3乾電池 | 内蔵バッテリー(USB-C充電) |
| 充電・交換頻度の目安 | 約8か月(1日1開閉) | 約8か月(使用条件による) |
| ソーラーパネル対応 | なし | あり(併用可) |
| 基本操作 | Bluetooth | Bluetooth |
| 外出先操作 | 別途Wi-Fi接続ユニットが必要 | 別途Hubが必要 |
| 静音モード | 明確なモード表記なし | QuietDriftモードあり |
| 対応レール | C / I / O型(ランナー付属) | Uレール / ポール等、タイプ別 |
| 両開きカーテン | 基本2台必要 | 基本2台必要 |
この表で、すでに引っかかる行があれば、そこが迷いの正体になりやすいです。
以下では、表だけでは判断しにくい部分を、生活の場面に落としながら見ていきます。
取付けで詰まりやすいのは、レールと「部屋側のクセ」
購入直前で止まりやすいのは、性能よりも自宅のレールとの相性です。
+Styleは、C型・I型・O型レールに対応するランナーが同梱されています。
一方、SwitchBotはレールやポールの種類ごとに適合を分ける設計です。
たとえば、
- レールが古くて滑りが悪い
- カーテンが少し重い
- レール周辺に干渉物がある
こうした条件があると、どちらも「理屈では動くけど、実際は渋い」という評価になりやすいです。
ここは製品差というより、部屋側の個体差が支配的なポイントです。正直、ここは少し意外でした。
電源まわりの違いは、手間の種類が違う
比較表でいちばん分かりやすい違いが、電源方式です。
+Styleは乾電池式です。
交換のタイミングは忘れがちですが、配線や充電の存在を日常で意識しなくて済みます。
SwitchBot Curtain 3は充電式です。
USB-Cで充電でき、ソーラーパネルを併用すれば、電源管理をかなり放置しやすくなります。
生活の場面で考えると、
- 平日に疲れて帰ってきて、充電を思い出すのが面倒
- でも電池を買い置きするのも嫌
どちらをストレスに感じるかで、評価が分かれそうです。
性能というより、面倒の質の違いという印象です。
「外出先から操作したい」と思ったときの考え方
今は使わなくても、後から欲しくなりやすいのが外出先操作や音声操作です。
+Styleは、本体だけではBluetooth接続です。
外出先から操作したい場合は、Wi-Fi接続ユニットを追加する前提になります。
SwitchBotも、本体単体では同様で、Hubを追加して初めて外部連携が広がります。
ここでの違いは、
- 最初から拡張前提で考えるか
- 必要になったら足すか
という姿勢の差に近いです。
家全体をスマートホーム寄りにしたい人ほど、SwitchBot側の拡張性に安心感を持ちやすい一方、
カーテンだけ自動化できれば十分な人は、+Styleのシンプルさが楽に感じるかもしれません。
静かさをどこまで求めるかは、使う場所次第
SwitchBot Curtain 3には、動作音を抑えるQuietDriftモードがあります。
寝室で使う場合、この存在が判断材料になる人は多いと思います。
ただ、静音に寄せるほど動作はゆっくりになり、電源管理もセットで考える必要があります。
+Styleは、静音設計とはされていますが、モード切替のような分かりやすい制御はありません。
朝のリビングで使うのか、夜中の寝室で使うのか。
どの時間帯に動かすかで、重要度が変わるポイントです。
両開きカーテンは、ほぼ例外なく2台前提
ここは、事前に知っておかないと後悔しやすい点です。
中央で合わさる両開きカーテンの場合、基本的に左右それぞれに1台ずつ必要になります。
どちらの製品も、この点は同じです。
価格差よりも、「必要台数」を見落とさないことの方が重要です。
ネット上の評判が割れやすい理由
口コミを全体として見ていくと、不満が出やすい理由はだいたい共通しています。
- レールやカーテンとの相性が想定と違った
- 静音や電源に過度な期待をしていた
逆に、満足している人は、
- 自宅環境を事前に確認していた
- 生活の中で「どこが楽になれば十分か」を決めていた
この差が大きいように見えます。
最後に、選び方を生活条件に戻す
ここまで整理すると、私は次のように分かれる印象を持ちました。
+Styleを選びやすいのは
- 乾電池で完結させたい
- まずはカーテンだけ自動化できれば十分
- レール形状がC/I/O型で、付属ランナーが活かせそう
SwitchBot Curtain 3を選びやすいのは
- 充電やソーラーで電源管理をまとめたい
- 静音モードを重視したい時間帯がある
- 将来的にHub連携や家全体の拡張も視野に入れている
どちらが正解という話ではありません。
自分の窓と、自分の面倒くささの種類に合うかどうかです。
もし迷いが残るなら、「レール形状」と「両開きで何台必要か」だけ先に確定させてみてください。
それだけで、選択はかなり絞りやすくなると思います。


