在宅ワークや一人暮らしをしていると、気づいたらデスクの上に文房具やケーブル、小物が増えていきがちです。
- 使ったペンが転がったまま
- 充電ケーブルが何本も見えていてごちゃごちゃ
- リップクリームや目薬があちこちに散らばる
「片付けよう」と思いつつも、毎日使うものだからこそ、しまい込むと逆に不便で、そのまま出しっぱなしになってしまうことも多いですよね。
そこでこの記事では、デスクの上に“1軍だけ”をまとめて置く「1軍トレー習慣」 のやり方を紹介します。
「1軍トレー」とは?
ここでいう「1軍トレー」とは、
デスクの上に出しっぱなしにしてOKなものだけを乗せておく、小さな定位置
のことです。
- サイズは、ノート1冊より少し小さいくらい
- そこに「毎日ほぼ必ず使うもの」だけを置く
- トレーに乗らないものは、基本的に引き出しや棚に戻す
というシンプルなルールにするだけで、視界に入るモノの数がかなり減り、デスクの印象もスッキリして見えます。
まずは「1軍」と「2軍」を分けてみる
いきなり完璧なトレーを作ろうとすると難しいので、最初は 今デスクに出ているものを「1軍」と「2軍」に分ける ところから始めてみます。
1. デスクの上のものを一度全部どかす
- ペン立て、メモ帳、ケーブル、ハンドクリームなど、
ひとまず手の届くところに集めておきます。 - 「これ、ここにあるのが当たり前になっていたな」というものまで、一度リセットするイメージです。
2. 「毎日使う?」を基準に1軍を選ぶ
次に、それぞれについて
ここ1週間で、ほぼ毎日使ったかどうか
を基準にして考えます。
- 毎日使っている → 1軍候補
- 2〜3日に1回くらい → 迷ったら2軍へ
- ほとんど使っていない → いったん別の場所へ
というくらいのゆるい分け方で大丈夫です。
3. 1軍の数は「片手で数えられる範囲」に
1軍が多すぎると、トレーの上がパンパンになってしまいます。
- ペン1〜2本
- メモ用の小さな紙またはノート
- よく使うケーブル1本
- リップクリームや目薬など1〜2個
など、片手で数えられるくらいの点数におさめると、見た目もラク です。
「1軍トレー」の置き場所とサイズの目安
デスクの左上 or 右上など、視界に入りすぎない位置
トレーの場所は、
- 腕を大きく動かさずに手が届く
- でも、作業中に邪魔にならない
くらいの位置がちょうど良いです。
ノートパソコンを使う場合は、画面の端とキーボードの外側のスペースあたりに置くと、視線の邪魔になりにくくなります。
サイズは「A5~B5くらい」が扱いやすい
大きすぎるとなんでも置いてしまいがちなので、
A5〜B5サイズくらいの小さめのトレー をイメージしてみてください。
- 小さいトレー → 自然と中身を絞らざるを得ない
- いっぱいになったら、どれかを2軍に移すサインになる
というふうに、「容量そのものがルール」になってくれます。
2軍以降のモノは「引き出しの定位置」を決める
1軍に入りきらなかったものは、「ここに戻せばOK」という引き出しやボックスの定位置 を作っておくとラクです。
例としては…
- 使用頻度の低い文房具 → デスク引き出しの一段目
- 使うかもしれないケーブル類 → 小さなポーチにまとめて引き出しへ
- シーズン限定のアイテム → クローゼットや棚のボックスへ
など、“迷わず戻せる場所”がひとつあるだけで、元に戻しやすくなります。
作業のたびに「トレーだけ移動する」使い方
1軍トレーの便利なところは、
作業内容に合わせてトレーごと動かせる ことです。
パソコン作業だけのとき
- トレーをデスクの端に寄せる
- いったん棚の上に移動させる
ことで、キーボード周りに余白が生まれます。
手書き作業やノートを広げたいとき
- トレーを一時的に別の場所へ動かす
- 作業が終わったら、また元の位置へ戻す
というだけで、「作業の切り替え」が視覚的にも分かりやすく なります。
続けやすくするためのちょっとしたコツ
1. 中身は時々「総入れ替え」してみる
しばらく使っていると、1軍トレーの中身が固定化していきますが、
ときどき
- ほとんど使っていないものはないか
- 逆に毎日使っているのに、トレーに入っていないものはないか
を見直してみると、生活の変化にも合わせやすくなります。
2. 「とりあえずトレーに置く」をやりすぎない
1軍トレーが便利すぎると、つい何でもかんでも「とりあえずここへ」と置きたくなります。
- トレーに乗せていいのは“1軍だけ”
- 迷ったものは、一度別の場所に仮置きして考える
くらいのマイルールを決めておくと、トレーが「小さな物置き場」になるのを防ぎやすくなります。
3. 完璧を目指さず「大体この辺でOK」と考える
1軍トレー習慣は、あくまでデスク周りを少し整えやすくするための仕組みなので、
- 今日はトレーの中がちょっと多めでもOK
- 週末に一度だけ中身を見直せれば十分
くらいのゆるさで続けると、負担になりにくいです。
まとめ:小さなトレーひとつで、デスクの印象が変わる
- デスクの上に「1軍トレー」をひとつ決める
- そこには、毎日使うものだけを乗せる
- それ以外のものは、引き出しやボックスなど別の定位置へ
- 作業内容に合わせて、トレーごと位置を動かして使う
というだけのシンプルな習慣ですが、視界に入るモノの数が少し減るだけでも、作業に集中しやすく感じる人もいるかもしれません。
特別な収納グッズを増やさなくても始められるので、もしデスクの上の「細かいもの」が気になってきたら、よく使うものだけを集めた小さなトレーを用意してみるのもひとつの方法です。
自分の作業スタイルに合う1軍トレーの中身を、少しずつ試しながら整えていけるといいですね。


