ゲーミングPCを探し始めたとき、「この価格帯ならどれを選んでも正解なのでは」と思いつつ、商品ページを行ったり来たりして、決めきれなくなる人は少なくありません。
GPUはどれもそこそこ強そう。
メモリやSSDの数字も違うけれど、体感差があるのかは分かりにくい。
しかも、価格差が微妙な範囲に収まっていると、なおさら判断が止まりますよね。
今回比較する3台も、まさにそのタイプです。
どれも「コスパが良さそう」に見える一方で、何を基準に選べば後悔しないのかが見えにくい構成になっています。
そこでこの記事では、スペックの優劣を競うのではなく、
- 割り切って安く始める選択
- 使い続けたときの安定を取る選択
- 性能差で納得しやすい選択
という3つの視点に分けて整理します。
先に結論を知りたい人のために、まずは「それぞれがどんな人向けか」だけを短くまとめます。
結論|3台の向き不向き即答
「向いている人」を先に整理します。
- 「性能は割り切り」向き:快適アイテムのRTX4060Ti+メモリ16GB+SSD500GB(AT系)
- 「安定」向き:快適アイテムのRTX4060Ti+メモリ32GB+SSD1TB(WP系)
- 「ガチ性能」向き:MISSIONPCのRyzen 5 5600+RTX5060Ti+メモリ32GB+SSD1TB(R560N系)
条件付きの補足として…。
フルHD中心で、配信や録画やブラウザ多窓をあまりしないなら16GBでも回ります。逆に、ゲームをしながらDiscordやブラウザや録画を並べるなら、体感はメモリ32GB側が安定しやすいです。
判断軸の整理|迷いを3つに分解する
比較で迷うポイントは、実はこの3つに収束します。
1つ目はGPU世代とクラス。フレームレートの伸び方と新しいDLSS世代への乗りやすさに直結します。RTX5060ファミリーはBlackwell世代で、DLSS 4などの訴求がされています。
2つ目はメモリ容量。ゲーム単体なら16GBで足りても、同時作業が増えると足りない懸念が先に出ます。
3つ目はSSD容量。500GBは割り切り。1TBはゲームを2本から4本くらい入れても運用しやすいスケールです。

ここで迷うなら、まずは「同時に何を開くか」を基準にすると決めやすいね。ゲームだけなら16GB側。普段からタブ多いなら32GB側。
比較表|3台の違いが一発でわかる
下の表は、各商品ページに記載されている範囲の要点だけを抜き出しています。
| 項目 | 快適アイテム AT系(RTX4060Ti 16GB 500GB) | 快適アイテム WP系(RTX4060Ti 32GB 1TB) | MISSIONPC R560N系(RTX5060Ti 32GB 1TB) |
|---|---|---|---|
| GPU | GeForce RTX 4060 Ti | GeForce RTX 4060 Ti | GeForce RTX 5060 Ti 8GB |
| CPU | Core i5-12400F | Core i5-12400F | Ryzen 5 5600 |
| メモリ | 16GB DDR4-3200 | 32GB | 32GB DDR4-3200 |
| ストレージ | NVMe M.2 SSD 500GB | SSD 1TB構成 | SSD 1TB |
| OS表記 | Windows 11 | Windows 11 | Windows 10 または 11 Pro 64bit |
| マザーボード表記 | 記載ありの構成が多い | 記載ありの構成が多い | ASRock B550M Pro4 |
| 立ち位置 | 最安寄りの割り切り | 使い勝手の安定寄り | 性能差を出しやすい |
各商品の特徴|同じコスパでも中身の方向が違う
割り切り:快適アイテム AT系(RTX4060Ti 16GB 500GB)
この構成の良さは、GPUとCPUのバランスが分かりやすい点です。Core i5-12400F+RTX4060TiはフルHDの定番ラインとして組みやすく、まずゲームを動かす目的なら成立しやすいです。
一方で、メモリ16GBとSSD500GBは「使い方が広がった瞬間に詰まりやすい」という具合です。ゲームと配信とブラウザ多窓をやり始めたときに、安定側との差が出ます。
向いている人
普段はゲーム単体で遊ぶことが多い人。新作を大量に入れっぱなしにしない人。
向いていない人
同時作業が多い人。SSD容量を気にせずゲームを入れたい人。
安定:快適アイテム WP系(RTX4060Ti 32GB 1TB)
GPUとCPUはAT系と同系統ですが、メモリ32GBとSSD1TB側に寄せています。
この違いは、ベンチマークよりも日常の引っ掛かりで効きます。ゲーム中の裏でDiscordやブラウザやアップデートが走っても「急に重い」が出にくい容量。ストレージも、容量不足の管理コストが減ります。
向いている人
ゲーム以外も開きがちな人。PC管理の手間を減らしたい人。
向いていない人
最初はとにかく安く、必要なら後で増設する前提の人。
ガチ向け:MISSIONPC R560N系(RTX5060Ti 32GB 1TB)
この3台の中で、性能差が一番読みやすいのはここです。理由はGPUがRTX5060Tiだからです。
RTX5060TiはRTX5060デスクトップファミリーとして発表されており、新世代の機能訴求が強いラインです。
さらにこの構成は、メモリ32GBとSSD1TBも最初から積んでいます。
注意点もあります。CPUはRyzen 5 5600です。フルHDの高fps狙いではCPU側の影響も受けるので、ゲームによってはCore i5-12400Fと大差が出ない場面もあり得ます。
ここは「GPUが伸びる場面で強い」機種だと捉えるとズレが減ります。
向いている人
フレームレートや新世代機能で差を出したい人。ミドル帯でも納得して買いたい人。
向いていない人
消費電力や静音優先で、必要十分を狙いたい人。

ここは分かりやすいね。新しいGPUに価値を置くならMISSIONPC。安定の体感を買うならWP系。初期費用優先ならAT系。
生活導線の違い|買った後のストレスが変わる場面
16GBと32GBの差が出る瞬間
差が出るのは、だいたいこの2パターンです。
- ゲーム中にブラウザで攻略や動画を見ながら、Discordも常時起動する
- 録画や配信を試したくなって、裏でエンコードが走る
このとき16GBは「やれなくはないが、引っ掛かりが出る」ことが多発します。32GBは「雑に使っても崩れにくい」レベルです。
SSD500GBと1TBの差が出る瞬間
500GBは、OSと基本アプリでまず一部が埋まります。ゲームはタイトルによって100GB級も普通なので、2本から3本で管理が必要になります。
1TBは、入れ替え頻度が下がるのでストレスが減ります。
デメリット比較|コスパには必ず裏がある
快適アイテム AT系のデメリット
割り切り構成なので、後から増設したくなる可能性が高いです。メモリ増設やSSD増設が前提になると、最安で買った意味が薄れる人もいます。
快適アイテム WP系のデメリット
同じGPUでも、価格が上がった分を「体感の安定」に振っています。フレームレートだけを最優先に見ている人だと、MISSIONPCのGPU差が気になってしまいます。
MISSIONPC R560N系のデメリット
RTX5060Tiの世代メリットを取りに行く一方で、CPUはRyzen 5 5600です。ゲームによってはGPUの差が出きらない可能性があります。
また、新世代GPUは市場状況で価格や供給が揺れやすいこともあります。

コスパって、結局は何を捨てて何を守るかだね。捨てたくないストレスがどれかで決めると後悔しにくいよ。
再結論|どれを選ぶと納得しやすいか
さいごに判断をまとめていきます。
- 「割り切り」ならAT系。安く始めて、必要が出たら増設する発想が合う人向け。
- 「安定」ならWP系。同じRTX4060Tiでも、日常の引っ掛かりを減らして使い続ける人向け。
- 「ガチで性能差」ならMISSIONPC。GPU世代で納得して買いたい人向け。
ここで大事なのは、あなたが欲しいのがフレームレートの伸びなのか。雑に使っても崩れない安定なのか。初期費用の軽さなのか。
この3つの優先順位が決まれば自然とどれが良さそうかみえてきます。


