キッチンに立つたびに、
- ラップやアルミホイルが行方不明になる
- よく使う調味料だけを出しているはずが、なぜかワークトップが瓶だらけになる
- ゴミ袋やポリ袋のストックが、シンク下で迷子になる
こんな小さなストレスを感じることはないでしょうか。
収納自体はそれなりにあるのに、「よく使うものの一時置き場」が決まっていないと、片づけてもすぐ元通りになってしまいます。そこで頼りになるのが、冷蔵庫の側面を使ったマグネット式の冷蔵庫横収納です。
冷蔵庫横を“第二の引き出し”にする発想
冷蔵庫はキッチンの中でも大きな面積を占める家電です。側面はただ立っているだけの「壁」のような存在ですが、マグネットラックを使うことで、そこがまるごと“第二の引き出し”のような役割を担ってくれます。
- 調味料やオイルをまとめて置ける棚
- ラップ・アルミホイル・キッチンペーパーをセットで置けるホルダー
- 郵便物やレシピ、学校からのプリントを入れられるポケット
こうしたものを冷蔵庫横に集めておくと、「よく使うのに定位置が決まっていないもの」が自然と集まってくれて、キッチンの動線がぐっとスムーズになります。
冷蔵庫横マグネット収納のタイプと選び方
一口に「冷蔵庫横収納」といっても、形や用途はいろいろです。ここでは、よく見かけるタイプを用途別に整理してみます。
調味料・ボトルをまとめる棚タイプ
一番なじみがあるのが、調味料やオイルボトル、砂糖・塩の容器などを置ける棚タイプです。
- 奥行きが浅めで、調味料ボトルが一列に並ぶ
- 2〜3段の棚になっていて、段ごとに用途を分けられる
- サイドにフックやバーが付いていて、ミトンや輪ゴムを掛けられる
といった仕様が多く、「コンロまわりに出しっぱなしだった調味料にちゃんと住所をつくる」イメージで使えます。
選ぶときは、
- 奥行きが深すぎないか(通路にはみ出さないか)
- 冷蔵庫の高さに対して、棚の位置が使いやすいか
- 耐荷重に余裕があるか(オイルボトルは意外と重い)
といったポイントをチェックしておくと安心です。
ラップやキッチンペーパーを支えるホルダータイプ
次に便利なのが、ラップ類やキッチンペーパー専用のホルダータイプです。
- ラップ・アルミホイル・クッキングシートを縦に並べて差し込む
- キッチンペーパーを横向きに通して、片手で切れるようにする
- 下に小さな棚がついていて、ポリ袋や輪ゴムを置ける
といった形が多く、「ラップどこいった?」問題をかなり減らしてくれます。
ホルダータイプは、冷蔵庫の前面に付けると扉の開閉に影響しやすいので、側面に付けるか、開閉の邪魔にならない高さをイメージしておくと失敗しにくいです。
プリントや郵便物を入れるポケットタイプ
意外と便利なのが、A4サイズのプリントや郵便物を入れられるポケットタイプです。
- 子どものプリントや給食だより
- 電気・水道の検針票や請求書
- レシピの切り抜きやカタログ
など、紙モノを冷蔵庫にマグネットで1枚ずつ貼っていると、見た目がごちゃつきやすく、期限が過ぎた紙が残り続けることもあります。
ポケットタイプを1つ用意して、「冷蔵庫に貼る前にここに一度集める」「期限が過ぎたものから抜いて処分する」といったルールを決めておくと、紙類の管理がかなりラクになります。
賃貸キッチンで失敗しないサイズ・耐荷重チェック
賃貸キッチンで冷蔵庫横収納を導入する場合は、次のポイントを事前に確認しておくと安心です。
- 冷蔵庫横の幅と奥行き
→ 通路にはみ出さず、扉の開閉に当たらないか。 - 置きたいものの重さ
→ ガラス瓶や油類を多く置くなら、耐荷重に余裕のあるものを。 - マグネットの強さ
→ “強力マグネット”と書かれていても、置くものが重いとずれやすくなります。 - 設置高さ
→ 小さい子どもがいる場合は、触らせたくないものを上段に、安心なものを下段に配置できるか。
このあたりを押さえておくと、「思ったより大きすぎた」「重くてずり落ちる」といった失敗を避けやすくなります。
ライフスタイル別レイアウトアイデア
同じマグネットラックでも、暮らし方によって“正解の使い方”は少し変わってきます。ここでは、よくある3つのパターンでレイアウト例を考えてみます。
一人暮らしキッチンの場合
一人暮らしのキッチンは、コンロとシンクの距離が近く、調理スペースもコンパクトなことが多いです。そこでおすすめなのが、「よく使う調味料セット+ラップ類」を冷蔵庫横に集約するレイアウトです。
- 上段:塩・こしょう・油・めんつゆなど、ほぼ毎日使う調味料
- 中段:ラップ・アルミホイル・クッキングシート
- 下段:ポリ袋・排水口ネット・ゴミ袋のストック
というように、“料理のスタメン”だけをまとめておくと、シンク下の収納には大きな鍋やストック品をゆったりしまうことができます。
小さい子どもがいる家庭の場合
小さい子どもがいる家庭では、「触られたくないもの」と「自分で取ってほしいもの」を高さで分けると使いやすくなります。
- 上段:油・お酒・ガラス瓶など、重くて危ないもの
- 中段:大人がよく使う調味料・スパイス
- 下段:子ども用のコップやランチョンマット、おやつ用の小皿 など
下段に「子どもが自分で準備できるもの」を入れておくと、食卓の準備を手伝ってもらいやすくなり、生活リズムづくりにもつながります。
また、プリント用ポケットを一つ用意して、「学校からの紙はここに入れる」とルール化しておくと、予定の確認もしやすくなります。
料理頻度が低めな人の「最低限セット」
外食が多い、料理は簡単なもの中心という場合は、冷蔵庫横収納もシンプルでOKです。
- 上段:油・塩・こしょう・醤油など、基本の調味料だけ
- 中段:ラップと保存容器のフタを少しだけ
- 下段:スーパーでもらったポリ袋やゴミ袋
といった“最低限セット”にしておけば、調味料の数が増えすぎて管理しきれない、という状況を避けられます。「使い切れる分だけを、目に見える場所に置く」意識で整えていくと、片づけも簡単です。
ネット通販で選びやすいマグネット収納の例

ここからは、ネット通販で探しやすいタイプを、使い方のイメージごとに紹介します。
調味料とラップを一括収納できる多段ラック
- 調味料ボトルを並べられる棚が2〜3段
- 側面や下部にラップ・キッチンペーパー用のバー付き
- フックが付いていて、ミトンやキッチンタイマーも掛けられる
といった多機能なラックは、「これ一つで冷蔵庫横収納を完結させたい人」に向いています。調理スペースが限られるキッチンほど、こうしたオールインワン型があると片づけやすくなります。
プリントやレシピをまとめる書類ポケット
A4サイズ対応のマグネット書類ポケットは、冷蔵庫横に取り付けると「家族の連絡ボード」のように使えます。
- 学校・保育園からのプリント
- ゴミ出しの回収予定表
- 病院の予約票や検査結果の控え(※プライバシーには配慮)
など、「冷蔵庫に貼りがちだけれど、増えやすい紙」をひとまとめに収納しておけます。前面がホワイトボード風になっているタイプなら、メモ書きや今日の献立を書いておくこともできます。
冷蔵庫横+スリムワゴンで“すき間収納”を完成させる
冷蔵庫と壁のあいだに少しすき間がある場合には、スリムワゴンと組み合わせる使い方もおすすめです。
- 冷蔵庫横マグネット収納:
→ すぐ使う調味料・ラップ・プリント類などの「一軍」 - スリムワゴン:
→ ペットボトル飲料やストック食材、使い切るまで時間のかかる調味料などの「二軍」
というように、役割分担をしておくと、冷蔵庫まわりがかなりスッキリします。
まとめ:冷蔵庫横収納で「探す時間」を減らす
冷蔵庫横のマグネット収納は、見た目をおしゃれにするためというより、「探す時間」を減らすための道具と考えるとイメージしやすくなります。
- よく使うものだけを冷蔵庫横に集める
- 置き場所を高さで分けて、家族みんなが分かるようにする
- 使いにくく感じたら、簡単に場所を入れ替えられる
マグネット収納は貼り直しがしやすいので、暮らしの変化に合わせて少しずつ配置を変えながら、自分の家の“ちょうどいい形”を探していけます。
冷蔵庫横が片づくと、コンロまわりやシンクまわりに置いていた小物も自然と移動していくので、「キッチン全体が広くなったように感じる」という声も少なくありません。まずは、一番よく使うものだけを決めて、小さめのマグネットラックから試してみるのも良さそうです。

